イギリスのガーデニングにおいてなくてはならないもの。
ガーデニングをするならまずはこれが必要!
「ハンドフォーク」

ガーデン雑貨などを置いているお店でこんなようなものを見たことがある方は多いと思います。
「でも、これっていったいどうやって使うの?」
「かわいいけれど、何だか使いにくそう・・・」
私も実は以前勤めていた園芸店でこれを売っていたものの、使い方がいまいちわかりませんでした・・・
(汗)
しかし・・・
イギリスでガーデンの会社で働き出した初日、
これを渡された私は 「ど、どうやって使うの・・・?」
イギリス人同僚 「え?ハンドフォークの使い方知らないって、あなた一体日本でどんな庭仕事をしていたの???」
私 「・・・。日本でこんな道具はつかったことがないので・・・。飾りとして、輸入して売っていることもあるけど・・・。」
そんな感じで私のイギリスガーデニング生活が始まりました。
本当に、イングリッシュガーデナーとして「初心者から」の始まり。
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□ 使い方
左手で雑草をつかみ、右手でハンドフォークを雑草の根元近くにさす。
てこの原理を使うような感じで取って部分を引き下げ、フォークの先を雑草の根ごと引き上げる。
すると雑草が根こそぎとれるのです。

イギリスの花壇(フラワーベッドと言います)は、雑草を抜くと同時に、更に雑草が育たない様、しょっちゅう土の部分を耕します。(週一回くらいのペースでやることも。理想ですが。)
ハンドフォークで天地返しする感じ。すると地表からひょこっと顔を出した小さい雑草は根っこが空気にさらされて乾燥し、枯れていくのです。
その上花壇の土は空気を含んではふっかふか。(^-^*)
日本の道具も使いやすいけど、花壇の雑草取りや、土を軽く耕すにはやっぱりこれが便利!
草むしりの仕上げには、フォークの先ででこぼこになった土の表面を「ささっ」と均します。
見た目もソフトに。
これは鎌やシャベルには成せない技ですね~。

私の家の隣に住んでいたおじさんも、
週末になると朝から庭の花壇の土をひっくり返していました。
きれいを保つには、日々の努力が大切なんですね!
柄とフォークの先の部分がフラットになっているものをアンティーク雑貨屋さんなどでよく見かけますが、
いろいろ試した結果、このくらいに角度がついたものが使いやすいとい言うことがわかりました。
ガーデナー仲間も、やはりこの形を皆好んで使っていました。

冬には雨と湿気の多いイギリス。
やはりステンレス製のものが長持ちしていいですね。

花壇の縁と土の部分の境界をはっきりさせるのもイギリス流。
私のボスは、
「庭が大きいほど、縁と土の境界をはっきりさせた方が(深くした方が)きちんとして見える」
と言っていました。
好みはいろいろあると思うのですが、
私の「イングリッシュガーデン」のイメージとは異なり、
初めはびっくりした記憶があります。
ハンドフォークの便利さにすっかり慣れてしまった私は、帰国前に新しく「Myハンドフォーク」を購入。
日本のお庭のお手入れにもじゃんじゃん使ってその良さを広めていければ~と思います。

飾るだけじゃぁ、もったいない!
おわり。
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