草花コース 9月の花壇講座

 01, 2015 22:44
夏休みが終わり、一息ついた9月24日、東京農業大学 グリーンアカデミーの花壇手入れの実習が行われました。



前回の7月末の手入れでは、夏休み後に向けて多年草類の切り戻し等を行いましたが、あの時の力強い色合いから 深い深い世界へと移り始めていました。

さて、1~4班、それぞれの担当箇所をまず確認。
夏を越して、植物たちに今何が起きているのか、今の見どころは? 今後の見どころ予想は?
花だけでなく、葉の形、グリーンの雰囲気、くすみかけた花がらも秋にはぐっと似合ったりする。



8月前までに施してきた手入れの仕方や植えられている場所によって、植物たちの姿は様々に変わってきました。

それぞれの班の手入れの違いによる結果の違いも、比べると面白いですね。

その時の景観重視か、ひと月ふた月先の為にバッサリ切るか。どこをどれだけどの様に切るか…。
そして環境も変われば結果もまた変わっていきます。

普段の私のガーデナーの仕事でも、常に試行錯誤、毎年同じようにしても傾向はあるものの、同じ結果が出るとは限らなかったりします。

常に植物と土とお天気と…様々な状況と対話をしながら作業を進めていきます。

******************

いつも実習はバタバタと時間が過ぎてしまうのですが、本日は先生念願?のチェックシートを配布。
これを片手に、皆さんあれこれ観察され、気づいたこと、次回以降に役立てられること等を書き込みました。

今感じたこと。思ったことは来週には薄れてしまうから。来年には忘れてしまうから。



生徒さん達にどんな手入れが必要か考えていただき、発表。

そしてようやく実践‼︎
30人以上で一度にやるからあれよあれよときれいに整理、手入れがなされていきます。

授業の度に思うのですが、人の力ってすごいなぁと、生徒さん達のやる気パワーに感動してしまいます。

今年の夏は日差しいっぱいに受けていましたが
来年以降、西洋ニンジンボクが更に大きくなっていくと、ホトトギスやカンパニュラ等が半日陰下になっていきます。
写真
↓↓




11月にお隣の本家 東京農業大学と同時開催される【収穫祭】(懐かしい響き…)に向けて、生徒さん達が種から育てた一年草で彩りをプラス。
秋だから、もっと深い色合いにしよう♪

とっても小さい苗だから、今は雰囲気があまり掴めないかもしれませんが、この後景色がどう変わっていくか…。

色合いを試行錯誤しながら配置、

「素敵に花壇を育ててくれますように…」願いを込めて、植え込みます。




春に造ったコンポストボックスも大活躍♪
切り返しをやっていただきました!
そう、下の方はかなり分解が進んでいました。
手入れで更に出た草物ゴミは、種の部分を除いてコンポストボックスにどんどん入れていきます。

(*ここでのコンポスト作りは、「堆肥を作る」のか目的ではなく、「花壇ゴミを堆肥化して花壇に循環させる、ゴミ捨て少なくラクラク作業」を目的としています)





次は10月後半に、収穫祭に向けての花壇のお手入れを。そして11月にはいよいよ!「空を舞う、球根プロジェクト」を予定しています!



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Mon
2019.11.11
12:27

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